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artist : ASAI HASHIRU
今や良いカメラとレンズを買えば、そこそこ良い写真は誰でも取れる時代だ。しかしどれだけ良い機材で綺麗な写真が撮れても、それは音楽で言えば『高いヴィンテージの鳴るギター』を買って良い音を出しているだけにすぎない。良い音のギターを所有していても、良い音楽が作れる!良いライブが出来る!とは全く別の話だ。
逆にセンスの良い人間は、安いギターでも鳥肌級の演奏をしてくる。要はアートは、センスだと思う。カメラや写真もセンス。 センスは磨ける。
私は約20年、自分で試行錯誤しながら絵やデザインをしてきた。そしてようやくお金を頂けるプロに成れた。自分本位の絵やデザインでは何も伝わらない。それは色々な経験をして分かった。
誰かを想って創るから「心」は伝わるのだ。それは音楽や料理もそう、そしてカメラや写真も同じで、伝えたいという気持ちが“Groove”となって伝わる。
アートは機材の良し悪しじゃない“感覚のジャムセッション”なのだ。そして自分が思い描いた写真が撮れた時に、それが初めて自分のオリジナルのアートで表現された写真となる。
それが私の映画の一場面の様な写真だ。
「カメラ」「写真」に込める、想い。
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